デリカD:5がファミリーカーとして最高な理由と注意点。

ファミリーカーに必要なのは、燃費でも、見た目でもありません。
「家族の思い出を作れるかどうか」
それが、私がクルマを選ぶときのいちばんの基準です。
デリカD:5は、まさにその思い出づくりにぴったりな一台でした。
結論としては、家族との時間を大切にしたい方には、迷わずおすすめできるクルマです。
ファミリーにとって最高だった8つのポイント
子どもを乗せるなら気になる「安全装備」もしっかり搭載
我が家のように、小さな子どもを乗せるご家庭にとって、「安全装備がしっかりしているかどうか」は、とても大事なポイントですよね。
デリカD:5は、以下のような基本的な安全機能がしっかり備わっています。
| 機能名 | 内容 | どんなときに役立つ? |
|---|---|---|
| 衝突被害軽減ブレーキ(FCM) | 前の車や歩行者を検知して、自動ブレーキ | 子どもの急な飛び出しや、渋滞中のうっかり追突防止に◎ |
| 車線逸脱警報(LDW) | 車線をはみ出しそうなときに警報 | 高速道路などで眠気や不注意による事故を防ぐ |
| 誤発進抑制機能(前進) | 前に障害物があるときに急発進を防止 | 子どもが同乗しているときの“ヒヤリ”を防げる安心装備 |
| レーダークルーズコントロール(ACC) | 車間距離をキープしながら自動で加減速 | 長距離の家族旅行でも疲れにくい運転ができる |
| オートハイビーム(AHB) | 対向車や周囲の明るさに応じて自動で切り替え | 夜間の視界確保とまぶしさトラブルの防止に役立つ |
| マルチアラウンドモニター | 車を真上から見下ろした映像を表示 | 狭い駐車場・夜間の出庫でも安心して運転できる |
キャンプではオートハイビーム(AHBが大活躍)
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- ①レバーを手前に回す
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- 「AHB設定前のメーター表示」
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- ②オートハイビーム設定完了、緑Aマークが点灯
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- オートハイビームが作動すると青のマークが点灯
センサーにより先行車または対向車のランプや街路灯などの明るさを検知して、自動的にヘッドライトの上向き(ハイビーム)または下向き(ロービーム)の切替えを行います。
山道などの暗い道では特に大活躍。
ハンドル操作に集中しやすく、安全。
また手動切りかえの煩わしさがないので、疲労感が少ないです。
マルチアラウンドモニターで狭い駐車場でも安心
ルームミラーに表示されたカメラの映像と切替スイッチ。デジタルインナーミラーのCAMERAボタンを押すと、映像を切替えることができます。
ミラーだと小さすぎて少し見にくいので、私はナビ画面で確認することをおすすめします。
狭い駐車場でも安心して終車できます。- 左側面と前方の分割表示
- マルチアラウンドモニターと前方の分割表示
- 前方
の3つの表示を変えることができます。
無骨なイメージがあるデリカでしたが、しっかりと考えられています。
キャンプでは狭い道を走ったりすることもあるのでありがたい機能です。
デリカで前方駐車するときや、左側に幅寄せするときなどに、私はありがたいと実感します。
チャイルドシートからでも景色が見える娘が笑顔に
以前はアウディA4アバントというステーションワゴンに乗っていました。
スタイリッシュでお気に入りだったのですが、車高が低くて、チャイルドシートに座った娘には景色があまり見えず、移動時間もどこか退屈そうでした。
それが、デリカD:5に乗り換えてからは一変。
車高の高さと大きな窓のおかげで、娘も外の景色をしっかり見られるように。
お散歩している犬を見つけて「わんわん!」と反応してくれたときは、私も嬉しくてたまりませんでした。
ただの「移動時間」が、親子で一緒に楽しめる大切な時間に変わった。
家族の時間って、こういう小さな変化から育っていくのかもしれません。
両側スライドドアで乗せ降ろしが快適
子育て中の毎日で、意外とストレスになるのが「子どもの乗せ降ろし」ですよね。
以前の車では、チャイルドシートに乗せるたびにかがむ必要があって、腰にズンと負担がかかっていました。
でもデリカD:5にしてからは、車高がある分、かがまずに自然な姿勢で乗せられます。
狭い駐車場でもスライドドアでスムーズ。
妻も「これは本当にラク」と言ってくれました。
「もっと早く買い換えていれば、妻にあんなに苦労をかけずにすんだのに…」と、申し訳なく感じたほどです。
そして最近では、小さかった娘も自分で車に乗れるようになりました。
小さな子どもでもラクに乗り降りできる電動ステップと補助の取手助手席ドアとスライドドア開に連動して電動ステップが出てきます。
電動ステップに足をのせて、補助の取っ手をつかみながら、自分の力でチャイルドシートに座ってくれます。
電動ステップは左側にしかないのでそこは注意してくださいね。
夜間でも安心 電動ステップ周辺がしっかり照らされて、乗り込みもスムーズにこの光景を見たとき、「ファミリーカーに本当に必要な装備って、こういうことなんだな」と実感しました。
デリカでくつろぐ娘キャンプ道具を気兼ねなく積めるタフな積載力
我が家ではキャンプによく出かけます。
帰りはテントやコンテナが泥だらけ、なんてことも日常茶飯事です。
以前の車では、シートや荷室を汚さないように気を使いながら、慎重に積み込みをしていました。
でも、デリカD:5にしてからは、その気疲れがなくなりました。
ラゲッジスペースは広く、リアゲートも大きく開くので積み下ろしが本当にラク。
少々汚れても「まぁいいか」と思える安心感があります。
デリカD:5は「きれいに乗る車」ではなく、「家族の思い出をどんどん積み重ねていける車」。
だからこそ、気負わず出かけられるし、たくさんの思い出ができるんだと思います。
荷物が多いキャンプ帰りも、余裕で積み込めるラゲッジスペースクルーズコントロールで、長距離もぐっとラクに
家族での遠出って、意外と体力が必要ですよね。
とくに高速道路での長時間の運転は、ただアクセルを踏み続けているだけでもじわじわ疲れてきます。
そんなときに助かるのが、デリカD:5に搭載されている「クルーズコントロール」です。
ボタンひとつで速度を一定に保ってくれるので、足元がぐっとラクになります。
実際に使ってみると、その違いははっきり感じられました。
後部座席で娘が眠っている間、アクセルから足を離して、少し肩の力を抜いて運転できる。
その余裕があるだけで、運転中の気持ちもずいぶん変わってくるんです。
たとえば、朝早くからキャンプに出発した日。
まだ眠そうな娘をそっと乗せて、高速道路を静かに走る時間。
クルーズコントロールをONにして、少しだけ気持ちをゆるめながら景色を眺める。
そんな何気ない時間が、「家族の静かな幸せ」として心に残っています。
デリカD:5は、オフロードや悪路に強いという印象があるかもしれませんが、家族を乗せて長距離を快適に移動できる工夫もきちんと詰まっています。
それを実感させてくれたのが、このクルーズコントロールでした。
車両感覚が掴みやすく運転しやすい
国産ミニバンの全幅・全長比較(2025年時点)
デリカD:5の全幅は1,795mmと、Lサイズミニバンとしては比較的スリムな部類に入ります。
そのため、狭い道や立体駐車場でも意外と扱いやすいんです。
私自身、最初は「慣れるまで時間がかかるかな」と思っていましたが、すぐに感覚がつかめて、今では街中でも気負わず乗り回せています。
| 車種名 | 全長(mm) | 全幅(mm) | 最小回転半径(m) |
|---|---|---|---|
| アルファード | 4,995 | 1,850 | 5.9 |
| エルグランド | 4,975 | 1,850 | 5.7 |
| デリカD:5 | 4,800 | 1,795 | 5.6 |
| ステップワゴン | 4,800 | 1,750 | 5.4 |
| ヴォクシー | 4,695 | 1,730 | 5.5 |
| セレナ | 4,765 | 1,715 | 5.7 |
※グレードによって車両サイズは変わるので公式サイトをチェックしてください。
デリカD:5は“走り”だけじゃない。運転席の満足感も◎
長距離移動の快適さを語るなら、「座る場所の快適さ」や「操作まわりの使いやすさ」も欠かせません。
デリカD:5は、走りや積載力といった実用性だけでなく、運転席まわりの質感や、使い勝手の良さでもしっかり満足できる仕上がりになっています。
実際に乗ってみて、最初に「おっ」と思ったのが運転席の造り込みです。
木目調パネルやシンプルなステアリングは、派手すぎず落ち着いた雰囲気で、どこか“男心をくすぐる”デザイン。
以前乗っていたアウディA4アバントの質感も素晴らしかったですが、正直、デリカD:5でもまったく物足りなさを感じませんでした。
むしろ、余計な装飾やグラフィックがないぶん、運転に集中しやすくて、長距離ドライブにはぴったり。
シートはやや硬めですが、それが逆に姿勢が安定して、疲れにくく感じます。
「見た目と快適さ、どっちも大事にしたい」そんな方には、運転席の造りもおすすめできるポイントです。
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- 質感がよくみえる造りこみがされている
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- かためのシートのおかげで長距離も楽
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- シンプルなステアリングが男心をくすぐる
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- 余計な情報やグラフィックがないので、運転に集中できる
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- 木目調のパネルが質感高く見える
家族で使うからこそ気づく収納のありがたさ
そして、もうひとつ伝えておきたいのが、収納の便利さ。
私はもともと「収納にこだわらない派」でした。
でも、子どもと出かけるようになって、その考えが180度変わったんです。
- アームレストには、ビニール袋や100均のコロコロ(ホコリ取り)を常備
- センターコンソールは底が深くてティッシュボックスも収納可能
- ドリンクホルダーやドアポケットも広めで、使い勝手がいい
「出かけるときに必要なものが、サッと手に取れる。」
これだけでも、家族での移動がぐっと快適になります。
特に、子ども連れだと荷物の“出し入れのしやすさって大事ですよね。
何度も「これは便利やなぁ」と思わされた、見えないけど大きな満足ポイントです。
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- アームレスト
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- 深さがあるので縦型のものでも収納できる
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- センターコンソール
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- 特に底が深いためティッシュも収納可
購入前に知っておきたい注意点
「いいところばかりじゃない」からこそ、正直に伝えたいことがあります。
デリカD:5は、家族との時間を楽しくしてくれる素晴らしいクルマです。
けれど、どんな車にもちょっと気になるところはあるもの。
ここでは、私自身が実際に乗って感じた、「事前に知っておくと安心なポイント」をお伝えしておきます。
加速力は正直もの足りない
街中や高速道路の合流で、「もう少しスッと加速してくれたらな」と思う場面はあります。
車体が大きく重めな分、スピードに乗るまで少し時間がかかる印象です。
キビキビした走りを求める方には、少し物足りなさを感じるかもしれません。
ただし、その分どっしりと安定した走りでもあるので、ファミリーユースでは安心感もあります。
風に煽られやすい
デリカD:5は車高が高い分、横風の影響を受けやすいのも事実です。
特に高速道路で風が強い日などは、「おっ…」と少しハンドルが振られるような感覚があります。
ただ、スピードを控えめにすればまったく問題ありませんし、風の強い日は「安全第一でゆっくり走る」と割り切るようにしています。
窓が大きいので娘がまぶしそう
デリカD:5の後部座席は、窓が大きくて景色がよく見えるのが魅力。
ですが、その反面、強い日差しが直接差し込むこともあります。
とくにお昼すぎや夕方、西日が差し込むタイミングでは、娘がウトウト寝ているときに「ちょっとまぶしそう…」と感じる場面もありました。
サンシェードなどは新車購入時に装備されていなかったので、必要に応じて自分で対策を用意しておくと安心です。
今年の夏に向けて、我が家でも検討中です。
カーフィルム施工で対策しました
真夏の快適ドライブ対策に、カーフィルム施工しました
今回貼ってもらったのは「スモークIR20PLUS」。紫外線や赤外線をしっかりカットしてくれて快適!1番濃い色にすると、夜間時に後ろが見えにくくなるのと、リアのドライブレコーダーの写りが悪くなるとのことで‥
少し濃いめ(スモークIR20PLUS)で依頼しました。
【施工前】直射日光が差し込み、チャイルドシートまわりも暑そう。外の景色はクリアだけど、夏場はちょっと厳しい…
【施工後】フィルムを貼るだけで、日差しの強さが一気にやわらいだ!車内の温度上昇も防げて、見た目も落ち着いた印象に✨デリカD:5の車高と立体駐車場への対応状況
デリカD:5の全高は、おおよそ1,870mm前後。
多くのショッピングモールなどの自走式立体駐車場(2,100mm程度)には問題なく入れます。
しかし都市部に多い機械式(パレット式)立体駐車場(1,550mm程度)には完全に入りません。
また、古めの地下駐車場などでは高さ制限がギリギリの場合もあるため、事前に駐車場の高さを確認しておくと安心です。
立体駐車場の制限に注意!高さ1,870mmのデリカD:5は、事前のチェックが安心ルーフキャリアとリアラダーを装着しているため、実際の全高はさらにアップ。
立体駐車場を使う際には事前の高さ確認が必須です。
BUSTERS2080/HD改 デリカD5専用を装着していますが、ノーマル車高なので、2,100mm以内なら問題ありません。
こうした点も踏まえて、「どんな場所に行くか」を考えた上で、デリカD:5が自分の家族に合っているかどうかを考えると、きっと後悔しない選択ができると思います。
よくある立体駐車場の制限
| 駐車場タイプ | 高さ制限の目安 | デリカD:5は入る? |
|---|---|---|
| 機械式立体(パレット式) | 約1,550mm | ❌ 完全にNG |
| 自走式立体(商業施設・モールなど) | 約2,100mm〜2,300mm | ✅ ほぼ問題なく入る |
| 地下駐車場(天井低め) | 約1,800〜2,000mm | △ 施設によって異なる |
まとめ:家族の思い出を運ぶクルマ、それがデリカD:5
「ファミリーカーって何を基準に選ぶべきなんだろう?」
燃費?見た目?それももちろん大事だけど、私はこう思います。
「家族の思い出をちゃんと運んでくれる車かどうか」
チャイルドシート越しでも景色を楽しめる娘の笑顔。
泥だらけのキャンプ道具をドンと積める頼もしさ。
そして、どこへ出かけても「まぁ大丈夫か」と思える安心感。
それって、スペック以上に大切なことだと思うんです。
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